コエンザイムQ10サプリランキング比較

健康のために作られているサプリメントですから、どれを選んでも含有しているすべてのコエンザイムＱ１０　が吸収されるとお考えではないでしょうか？
ところが全くそんなことはなく、何も工夫や処置がされていないコエンザイムＱ１０のサプリメントでは吸収率は１０％程度と言われているのです。
含有量100mgのサプリメントを摂っても実際は10mgしか摂取していないというのはショックな話です。
こうした点から考えると、数値に表示される含有量だけでなく吸収率を上げるための工夫についても注目する必要があるのです。

脂溶性をどう克服するか？

コエンザイムＱ１０は、脂溶性といって油脂分に溶けやすい性質があります。油脂分に溶けやすい反面、水には溶けにくいという性質も併せ持っています。このため、体内で消化吸収されにくく、そのまま排泄物として流れ出てしまう割合が大きくなってしまうのです。吸収率の良い食品のコエンザイムＱ１０であっても、実際に吸収されるのは４割程度と言われているのです。
これを克服するために、コエンザイムＱ１０をシクロデキストリンという物質で包んであるサプリメントがあります。これは比較的新しい「包接体」と言われる技術で、シクロデキストリンで包むことによって水に溶けやすく吸収率が良くなるのです。また、最近流行のナノテクノロジーでコエンザイムＱ１０や包接体のシクロデキストリンをナノサイズまで小さくすることで吸収されやすくしているものもあります。

酸化型と還元型とは？

もう一つ、コエンザイムＱ１０のサプリメントには酸化型と還元型の２種類のサプリメントがあります。
酸化型というのは自然界にあるオリジナルのコエンザイムＱ１０で、体内に吸収されてすぐ活躍できるわけではなく、戦力になるよう体内での変換作業が必要になります。
還元型は、こうした変換作業が不要で、吸収されるとすぐに抗酸化作用やエネルギー産出の働きを始める即戦力となるわけです。
酸化型でも変換作業が行えば効果・効能は同じですが、還元型の方が有効であるのは言うまでもありません。
吸収率を上げる技術はコエンザイムＱ１０に限らずいろいろなサプリメントで日進月歩で研究が続けられている分野です。今後もいろいろな新しい技術に注目していく必要がありますね。