コエンザイムQ10サプリランキング比較

どこで働いているの？

体内に摂り入れられた栄養分は胃で細かく分解されて腸で吸収されます。
コエンザイムＱ１０もこうした消化吸収の器官で活躍しているのかと思うとそういうわけではありません。
コエンザイムＱ１０はエネルギーを必要とする体内のあらゆる場所に分布しています。具体的には各細胞内でエネルギーを生産する「ミトコンドリア」という長さ１～２μｍの小さな器官の中に存在しています。
胃とか腸といった身体の器官の単位ではなく、これを構成する細胞のレベルの話なんですね。

どんな働きをするの？

それでは実際にどんな働きをしているのでしょうか？
大まかに説明すると、体内のいたるところに存在しているミトコンドリアでは、血液を通して運ばれてくるブドウ糖を分解して、ＡＴＰ（アデノシン３リン酸）を生成します。生成されたＡＴＰはさらに加水分解される過程で大量のエネルギーが放出します。
コエンザイムＱ１０は、放出されたエネルギーと共に産出された電子を、酸素に受け渡す働きをします。電子が効率的に酸素に受け渡されないと、エネルギーを効率的に作ることが出来ません。さらに電子を受け渡してもらえなかった酸素は活性酸素となってしまって、更にいろいろな問題を引き起こす場合があるのです。
確かに、前述のエネルギー生成の過程ではコエンザイムＱ１０だけでなく、様々な酵素が活躍しています。コエンザイムＱ１０が唯一無二のエースと言うわけではありません。
しかしながら、コエンザイムＱ１０が産出される電子をうまく運びきれなくなるとこれがボトムネックとなって工程全体に悪影響が出てしまうのです。

コエンザイムＱ１０を摂らないと駄目なの？

それでは、コエンザイムＱ１０を摂取しなければ、エネルギーを作ることが出来ずに死んでしまうのか？
必ずしもそういうわけではありません。
まず、人間の体内でコエンザイムＱ１０を作り出すことができますし、電子伝達でもコエンザイムＱ１０が無ければ全くできないというわけではありません。
ただ、生産効率は格段に落ちてしまいますから、食品からであってもサプリメントであっても、適量を補充しておくのは必要なことです。
健康にいろいろ気を使っている方なら、ビタミン類は意識して摂取しているのではないでしょうか？　コエンザイムＱ１０もビタミンと同じように身体の機能を維持するために大事な栄養素です。
少し意識して摂取を心がける必要はありそうです。