コエンザイムQ10サプリランキング比較

コエンザイムＱ１０に副作用はあるの？
結論から言えば、コエンザイムＱ１０を素材として評価するのであれば、副作用は認められていません。
飲む人の体調等によって下痢や腹痛をおこしたという事例もあるようですが、人を対象としていろいろ実施されている実験では、副作用として認められるような実験結果は発表されていません。
そもそもコエンザイムＱ１０は体内で生成されるものであり、食品として外部から摂取する場合でも、その吸収率は４割程度と非常に低いのです。このため、少なくとも食事からコエンザイムＱ１０を摂取するのであれば、摂りすぎるようなことはありませんし、副作用の心配はありません。
ただし、食事の「素材」としてではなく、サプリメントでコエンザイムＱ１０を摂取する場合には、いくつか注意しなければいけない点があります。

もともと体内にある物、安全性は高い

そもそもコエンザイムQ10は、人間の体内に自然に存在し、体内で生み出される重要な物質です。その意味では、他の化学物質よりも副作用のリスクは比較的少ないといえます。
また、うっ血性心不全、高血圧など心臓と血管の疾患を治療するために使われることもあることから、使用方法を誤らなければ、安全性にも大きな問題はないと考えられます。コエンザイムQ10の用途に応じた服用量は科学的な研究も進められています。

低血圧の方は、要注意！

一方、コエンザイムQ10の副作用として言われているのは、「血栓を作りやすい」というものです。また、降圧剤の効果を上げ、血圧を過度に下げるおそれがあるようです。低血圧の方や関連する治療を受けている方は、コエンザイムQ10を摂取する際、主治医にご相談ください。
また今のところ、胎児や乳児に対するコエンザイムQ10の影響については科学的情報がありません。妊婦の方や、授乳されている方は、万一の副作用への大事をとり、コエンザイムQ10の服用は避けるべきでしょう。

サプリメントの品質は大丈夫？

第一に心配しなければいけないのはサプリメントの品質です。
「元々薬として処方されていたから安全」と思いがちですが、薬として精製される場合とサプリメントとして製造される場合の品質基準は大きく違います。
ほとんどのコエンザイムＱ１０のサプリメントは十分に高い品質で信用できるものですが、中には配合量もごくわずかで、逆に問題となる添加物が含まれているようなサプリメントが売られているのも事実なのです。
コエンザイムＱ１０と書いてあるサプリメントなら何でもＯＫということでは無いということを覚えておかなければいけません。

医薬品との併用は注意が必要！

もう一つは医薬品との併用についてです。
コエンザイムＱ１０には抗酸化作用だけでなく、美容にも効果があり、心疾患の治療に使われてきたという経緯もあります。こうした効果を期待してサプリメントを服用する方も多いと思います。
ただし、サプリメントはあくまで補助的な役割であり、コエンザイムＱ１０だけで心疾患が治るわけではありません。まずはお医者さんの処方が優先であることは言うまでもありません。
また、コエンザイムＱ１０が血糖値や血圧を下げる働きがあり、血糖値の降下剤、降圧剤といったお薬との併用で効き目が強く出過ぎてしまうということも考えられます。
コエンザイムＱ１０のサプリメントを服用していて、こうした疾病の治療に影響が出たという事例は出ていませんが、いずれの場合もお医者さんに相談することが一番です。